僕にとって今回リリースしたコロンビアの「アンジェリカ」がまさにその一つでした。

最終的にはその味に惚れ込んで決めたのですが、最初に気になった切っ掛けはアンジェリカという響きでした。

僕は弾き語りやバンドや音楽が好きでちょろちょろ聴くのですが、その中の一つに「ミッシェル・ガン・エレファント」というバンドがあります。

ミッシェルの中でも「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」というアルバムが特にお気に入りで、

その一曲目「シトロエンの孤独」の一小節に〔アンジェリカの想い出〕という歌詞があるのです。

歌うというよりは語りに近く、冷たくヒリヒリした空気が続く中でブツっと吐き捨てるように出てくるその言葉が、

何故かやたらと美しく感じていつまでも残っていたのです。

僕にはそれが

アンジェリカという場所での想い出なのか、

アンジェリカという人との想い出なのか分からなかったのですが、今回自分の中でだけ答えが出ました。

アンジェリカというコーヒーの想い出でした。

なんとなく心の中で響いていた想い出が、時を経てこんな形で出会い共鳴するなんてロマンチックじゃないですか？笑

そんな思いで僕が焙煎するアンジェリカを手に取ってもらい、それぞれに想いを馳せるというのはいかがでしょうか★